今月のメインテーマである「水」と「海」に関連した、小さなサイエンス活動を準備しました。

重曹・水・食用色素をまぜ、その氷を作りました。
子どもたちには氷🧊に触ってもらい、後で使う予定の酢の匂いも嗅いでもらい、どんな匂いがするかを聞いてみました。


ほとんどの子どもたちは、しかめっ面をしながらも「いい匂い」と言っていました。
本当にそう思っているようには見えませんでしたが、少し強がっているようで、可愛らしかったです。


氷を酢の中に入れたとき、重曹と酢の反応で大きなシュワシュワ音がして、たくさん泡が出ると想像していましたが、実際の反応は思ったよりずっと小さなものでした。



反応が想像より小さくても、子どもたちは耳を澄ませて音を聞き、泡を見つめていました。
とても集中して見たり聞いたりしているように見えました。
とても興味を持っていた様子だったので、また挑戦してみたいと思います。
補足
レッジョエミリア・アプローチでは、
『オープンエンドの活動』『成果物よりプロセスを重視する活動』
を心がけています。
例えば、
「今日は子どもの日だから、みんなで鯉のぼりを作りましょう!
青と白と目は先生が切っておいたので、先生の見本を見ながら貼ってみてください!」
というのは、「クローズエンド」の活動で、というのは、「クローズエンド」の活動で、答えが1つ、2つと決まってしまっているため、思考力を深めるのに、限界があります。答えが1つ、2つと決まってしまっているため、思考力を深めるのに、限界があります。
今回の活動のように、未知のものに、トライアンドエラーを繰り返すことで、
「どうして泡が発生するんだろう?」
「お酢は匂いが強いんだろう?」
「冷凍したからうまくいかなかったのかな?」
「それとも重曹とお酢のバランスが問題かな?」
などと〝保育者も一緒に“仮説、アクション、考察のサイクルを考えていきます。
決して、必要以上に先回りして、保育者が知識を教え込むことはしません。
成功したか、しなかったか、よりも子どもたちが何に興味をもち、何を深めたかにフォーカスします。
そういった正解が決まっていない、または無数にある『オープンエンドな活動』を心がけています。
他のインスタグラムの投稿にあるアート活動も『オープンエンドなアート活動』というのが、伝わるかと思いますので、そちらも併せてご覧下さい。