子どもたちには、色々な“やってみたい”がたくさん。みんなで新しいことを始めたり、新しい場所へ行ったりするためには、相手の話に耳を傾けたり、気持ちを伝え合ったりすることも大切です。より豊かな活動へつなげていくために、楽しみながら「聞く力」や「見る力」を育む方法のひとつとして、周りのことへ興味関心を向けるきっかけづくりとして、リトミックに取り組んできました。
始めたばかりの頃は、音が鳴ると、離れた場所に座って聞いていたり、ピアノの側で弾いている手元やみんなのことをじーっと見ていたり、保育者と手を繋いで少しだけやってみたり・・・参加の仕方は様々!正解がなく自由な表現を楽しむことのできるリトミックだからこそ、「なにをしたらいいのかわからない…」と少し戸惑う様子も見られ、最初から全員がやる気満々!というわけではありませんでした。
そのなかでも、フープやスカーフ、ボールなどのアイテムを使って動くことは好き。新しくスティックを取り入れてみると、早速打ち鳴らしたり、太鼓のように床を叩いたり、リズム遊びに興味が出てきた様子。リーダーを決めての簡単な真似っこ遊びでは「次やりたい!」と積極的に手があがりました。気に入ったものを繰り返し楽しむことで、次第にできることが増え、「これは知ってる!」「わかるようになった!」「できた!」と自信にもつながってきたようです。
自信がついてくると、今度は見てもらいたい!できるようになったことを園内でのハロウィンパーティーやクリスマスパーティーで発表をすることに。スティックを楽器に持ち替え…「どの曲にする?」「誰がどの楽器をやる?」みんなで選んで決めて、練習を重ねるなかで、歌う声もだんだんと大きくなり、オリジナルの合いの手も入れ始め、ノリノリに!人前に出ることにも少しずつ慣れてきて、表現することがどんどん楽しくなってきました!
じゃあもっと大きな舞台で演奏するってどんな感じ?
ちょうどそのタイミングで、STOMPが来日公演を行うと聞き、鑑賞に行くことに!「ゴミ箱を太鼓にしたり、スティックじゃなくてほうきを使ったりするんだって」と聞いて、「え?どういうこと?」と不思議そうな表情を浮かべる子どもたち。当日は大迫力のリズムを体で感じ、そのパフォーマンスにもう釘付け。最後はスタンディングオベーションまで…!力いっぱいの拍手を送ります。「どうやって鳴らしてたんだろう?」「STOMPの人みたいにやってみよう!」と疑問に思ったらとにかく真似してみる!椅子で床を打ち鳴らし、おままごとのお皿を並べて筆をスティックにして叩き、ゴミ箱も逆さにして太鼓に…いつの間にか大盛り上がりの生ライブが開催されていました!
さらにもっとたくさんの人に見てもらう機会として、雪谷はじめての運動会を選びました。競技の合間のお楽しみタイムで、ボディーパーカッションを交えながらのリズム遊びを堂々と披露しました!
最初はクラスのお友だちのなかでのリトミック、その後イベントでの発表、本物を見て、運動会という大舞台でのリズム遊び・・・と音楽を通じて表現をどんどん広げてきた子どもたち。
来年は、様々な打楽器を使って即興的なアンサンブルを楽しむレクリエーション「ドラムサークル」にチャレンジします!子どもたちの”やってみたい”ことのひとつである「たいこをいっぱい叩きたい!」という願いを叶えるため、ただいま実現に向けて計画中です。どんな音やアンサンブルが生まれるのか…今からとても楽しみです♪
−ー音楽を通して楽しみながら“チャレンジする気持ち”を育み、これからも子どもたちと一緒に新しい世界を広げていきたいです。

