2025年2月1日にミントリーフグループの合同イベントを行いました。
今回は『光と影の研究室』についてレポートしていきます。


レッジョ・エミリアアプローチでは定番の光と影の体験。
『思考力』を大切にする私たちの保育は、答えの決まった成果物を作るための活動ではなく、オープンエンドな活動を心がけています。
一つの環境の中でも、何を表現し、何を思うかは十人十色。
光と影は、そんな子どもの個性やものの見方を存分に引き出す材料です。
テーマは『素材』×『光と影』=無限の可能性
日常にある何気ないものにも、光をあてることで、その魅力を無限大に引き出したり、まったく違うものに化けさせます。
それはまるで、素材に新たな命を吹き込むような神秘を感じます。
また、光や影の概念を知らない子どもたちにとって、純度の高い感動と発見となります。
その体験が思考力をはじめ、表現力、創造力、問題解決能力、レジリエンス、探求心、科学的興味など、非認知能力につながります。

研究所の中では、4つのブースを用意しました。
『壁』
透明シートにカラーセロファン、厚紙、花紙、アルミホイルなどを張って、光を通すことで、どんな影ができるかを実験します。
光を通すもの、通さないもの、色付きの影を作るもの、その違いを楽しめます。


『丸』
平面では味わえない、投影される場所にカーブや歪みがあることによって、影が曲がったり、伸びたりする不思議を味わえます。
『絵』
一部がかけたイラストに影をあてることで、それぞれの思う絵を完成させていく体験。ひらめきと思考錯誤が深まります。

『創』
筆やスプーンチェーンなど組み合わせて、影のモンスターを作る体験。置く角度を変えるだけで、まったく違う影になる楽しさがあります。


メインブースが『動』の空間とすると、光と影の研究室は『静』の空間。
落ち着いた雰囲気でじっくりと研究をする子どもたちや保護者の方がいました。



中には、イベント終了ぎりぎりまで、楽しみ尽くすご家庭、1時間以上没頭するご家庭もいらっしゃいました。
今日の体験が、子どもたちの未来につながることを本気で願っております。